パラダイスの夕暮れ

フィンランドでの生活について記します。アンダーグラウンドシーン、ベジタリアン、ヴィーガン、アニマルライツ、映画、音楽、サブカルチャー、ファッションなどについて書いていく予定。

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ノルウェーの毛皮産業のドキュメンタリーInside Fur

先日、アニマルライツ団体主催の無料の映画鑑賞会があったので行ってきました。
Inside Furというノルウェーの毛皮産業についてのドキュメンタリー映画です。
小さな映画館だったけれど客席は満員で、入れなかった人もいるほど。

トレーラーはこちら。

Inside Fur Trailer from Ola Waagen on Vimeo.



ストーリーは心理学者で毛皮産業の実態について興味を持った男性が、研修生として毛皮養殖場に潜入し、実態を探るというもの。
映画でも説明されていましたが、これまで幾度となく毛皮養殖場の酷い実態が暴かれてきましたが、そのたびに業者たちは「あれはほんの一部の悪い業者にすぎない。大部分はちゃんと動物に配慮した飼育をしている。」と言い訳をし、改善にちゃんと努力を示してはきませんでした。

そこで実際の毛皮産業の実態を知る唯一の方法として、この覆面調査という方法が取られました。
この覆面調査をした男性が研修先として選んだのは、毛皮業界でも名の知れた所。
つまりほんの一部の劣悪な業者ではありません。

しかし実態はひどいもので、檻のなかにはけがをした多くの動物がそのまま放置されていたり、検査のために訪れる役人や医者のために前もって傷ついた状態の動物たちが撤去されたり(検査は30分足らずで終わり、中には検査に来ず、サインだけの医者のいるそうです)、定められた動物の健康状態のチェックを怠っていたりとひどいものでした。

さらには何匹ものミンクがストレスで互いを攻撃し合っている状態をさして「これは業界の間では共食い期と呼ばれているんだよ。一定の時期にはこうやって互いを攻撃しあい、共食いすることもあるんだ。もちろん公にはしていない。」と平然と言ってのける業者。

ノルウェーとフィンランドなどの北欧諸国の毛皮はほとんど中国へと輸出されるそうですが、最近その価格が急に下落したというニュースがありました。
この映画でその本当の理由が開かされたのですが、それは私にとってもショッキングなものでした。
もともと中国へ輸出される毛皮はほとんどが賄賂として使わていました。しかし、最近中国では大規模な汚職撲滅のための改革が行われており、それにともなって毛皮=賄賂というイメージがつくようになり購入者が減ったのです。

さらには北欧国からの毛皮が多く密輸されているということでした。

動物保護の観点からしても間違っており、挙句の果てには犯罪にまで加担している毛皮産業。

これ以上このままでいいはずがありません。
必ず近い将来終わりが来るはずです。
それまで本当の情報を発信、共有して伝えていかなければと思いました。

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  1. 2016/01/29(金) 22:52:24|
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それでも夜は明ける

今年のアカデミー賞を受賞した「それでも夜は明ける」を見ました。
アメリカにまだ奴隷制度があった頃、自由黒人としてヴァイオリンを弾いて生計を立てていた主人公がある日突然騙されて拉致され、12年間南部で奴隷として酷使された・・というお話です。(英語の直訳は”奴隷としての12年間”)

ショッキングですが、実話に基づいた映画です。

トレーラー


同じ人間同士なのに、人種が違うというだけで奴隷と主人の立場に分かれる理不尽さ。
この映画を見ている間中、動物と人間やその他の種の間の差別、「種差別」について考えていました。
同じ人間なのに、黒人だけがこんな酷い扱いを受けて、おかしい、間違っている!という悲しみと憤りの感情がどうしようもなく渦巻いてきたとき、それは、人間の動物に対する支配に感じる感情と全く同じだと気付きました。

人間だって未だに同じことを動物たちに対してやっている。
そしてそれにおかしいと声を上げる人たちに対しては、「ばかじゃないの。動物より人間のほうが上に決まっているでしょう」という態度。

この映画では支配する側の白人が尋常ではなく残酷に描かれていますが、いざ支配する側の立場になれば客観性もなくなり、支配する立場に甘んじてどんどんと貪欲に残酷になっていくのだろうと思いました。
おそらく彼らは普通の人々だったのでしょう。
しかし支配する立場にいる快感と利便性が理性を麻痺させていった。

これは誰にでも起こりうることなのかもしれません。
だったら、出来る限り暴力を行使する側から遠いところにいたいと強く思いました。
少しでもこんな暴力には関わっていたくないから。


この映画を見て「こんなの間違ってる、許せない」と思った方は、ぜひそれを人間と動物の間にも広げて考えてみて下さい。
動物園では見世物のために飼育される動物、ペットショップでは所有欲を満たすためだけに繁殖させられる動物、畜産場では食べるためだけに飼育される動物、言うことをきかない動物は平然と監禁し、虐待する人間たち。
この映画で許せないと思ったことたちは、私たちの周りで平然と行われています。今も。(伊藤ハムの虐待

そんなの馬鹿げている、動物は人間よりも下の生き物だと思いますか?
それはまさにこの映画の中で白人が黒人に対して思っていたことと同じです。
白人が黒人と平等になるなんてありえない。白人は黒人よりも優れている。

でも今、白人と黒人は平等、奴隷制度も廃止されました。
差別の問題は未だに残っていますが、それでもこの映画で描かれているようなことが平然とまかり通っているなんてことはありません。

時代は変わります。
白人に支配される黒人がいないように、いつか人間に支配される動物たちもいなくなるでしょう。
その日がきっと来るとあらためて信じさせてくれた映画でした。
日本語のタイトル「それでも夜は明ける」は希望を感じさせるとてもいい言葉ですね。
夜はきっと明ける。だから大丈夫、信じていれば必ず叶う。

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  1. 2014/03/25(火) 03:07:00|
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ファクトリーウーマン

ちょっと前に見た映画がとても良かったのでご紹介。
ファクトリーウーマン(原題 Made In Dagenham)という映画です。

イギリス映画ってファッションやインテリアや街並みがおしゃれで大好き。もちろんイギリス英語も!!
その中でも特に60~70年代を描いた映画が特にツボなのですが、この映画は60年代が舞台なので本当に全てが素敵。
特にお洋服がかわいすぎます。BIBAやマリ―クワントなど・・
家の中のインテリアもレトロでかわいい・・。
あんな家に住みたいな。
それにしても、小学校高学年くらいの子供がいるお母さんも颯爽とミニスカートを履いていてびっくりです。
時代なのかな?今でもそんなお母さんがいたら素敵だな~。

肝心のストーリーなのですが、自動車メーカーのフォード社の工場で働く女性たちが、賃金の男女平等化を求めて(当時は男性の給料の半分以下だったらしい)活動していくという話。
女性ならではの連帯感で平等運動していくさまや、男性主権を振りかざす男たちに一喝する主人公を見ていると本当にスカッとしました。

「周りの夫たちと違って、君が家にいないあいだ僕は子供の面倒をみたり、家事だって手伝ってるし、一度もおまえを殴ったことないだろ!」という夫に向って
「それが当たり前なのよ!!」
と逆ギレする主人公に思わずブラボーと言ってしまいたくなりました。

相手のために何かをやってあげているという時点で平等ではなくすでに上から目線。
平等ということがそもそも当たり前でなければならない・・けれどそれに近づくに至るまでは彼女たちのような人たちの努力があったんだなと思います。
久しぶりに良い映画を見ました。おすすめです。


ここで英語のトレーラーが見れます。


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  1. 2013/10/18(金) 04:51:06|
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映画 Earthlings(アースリングス)

図書館で動物保護団体が主催する映画アースリングスの無料上映会があったので行ってきました。

youtubeのビデオにあった説明より

”earthling(アースリング)とは?
earthling: One who inhabits the earth.
〜地球に生息するもの

日本では未公開の作品で2006年にアメリカで劇場公開された映画「Earthlin­gs(アースリングス)」。
宣伝はほとんどされていないにも関わらず、口コミで広まった作品です。

動物は私たちが生きるうえで欠かせない存在ですが、生命ある存在としてその尊厳は保た­れているでしょうか。
彼らは一番身近なペットとして、普段食べる食肉として、身にまとう衣服として、私たち­を楽しませてくれる娯楽として、病気になったときには薬として、ありとあらゆるところ­で私たちの生活を支えています。
しかし、彼らの犠牲が感謝されることはあまりありません。
この映画はそんな彼らにスポットライトを当てています。

映画のナレーションをつとめるのは元俳優でベジタリアンのホアキン・フェニックス。
音楽は同じくベジタリアンのアーティストMobyによるもの。”

Earthlings with Japanese subtitles from lana on Vimeo.



ここで全編が見れるし、youtubeで短く区切られたのを見ることもできます。

会場にはヴィーガンキッシュとジュースのサービスもありました。
会場にいたのは20人弱の若者たち。
映画が始まるとショックや憤りの声を上げる人もいました。

勝手な考えだけど、みんなおそらくベジタリアンだろうと思います。
ベジタリアンでもこういった映像はかわいそうだし辛いから見ない人もいます。
でも、見ることでまた覚悟を固めることもできるんじゃないかな。

上映が終わった後、主催者の男性もこう言っていました。
「たしかに辛い映像が多い映画。でも僕たちはもうこうやって何度も見ているけど、そのたびに新しい発見があるよ。」

最後のエピローグの言葉が印象的でした。

「私たち人間は多くのものを与えてくれる動物を尊重してきませんでした。
私たちを育んでくれているものたちに歯をむけました。
そして実際の所私たちは彼らを踏みつけ、唾をかけます。
今私たちはその報いに直面しています。」

その後感想を言い合う時間がありました。
今回新しく得た知識や疑問点について話合い、とても有意義な時間でした。(私は聞いているだけだったけど。。)
知らなかったのですが、前回はザ・コーヴの上映がされたようです。
まだ見たことがないので、図書館にあれば借りてこないと!
これからも定期的に映画会をやってくれるといいな。

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  1. 2013/02/27(水) 20:32:04|
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アキ・カウリスマキの映画

アキ・カウリスマキは私の好きなフィンランドの映画監督です。
好きすぎて、このブログのタイトルもアキの映画から取りました。
一番好きなのはコンタクト・キラーかな。イギリスを舞台にした映画だけど・・。
フィンランドを舞台にした「街のあかり」「浮雲」「過去のない男」なんかも有名だしおすすめです。
もうこれでもかってくらい無表情で、あまり話さず、淡々と進んでいきます。
社会のきらびやかな光の面を映すのではなく、暗いところに貧しくひっそりと誠実に住む人たちに焦点を当てているのがツボなのです。

アキ監督は、日本の小津安二郎に影響を受けたらしく、彼の映画からそれが良く分かります。
固定されたカメラ、さし色の赤、桜、毎回だいたい同じ役者さんたちなど・・。
小津監督も、アキ監督も、「わはは」ではなく「くすっ」っていうユーモアがあります。
言い回しが独特で面白い。
そして見終わった後ちょっと幸せになりますよ。


アキ監督にはまり出したころ、周りにアキ・カウリスマキが好きだ好きだとよく言っていて、「あの映画の女優さん、僕の友達だよ」とか「この前アキを街で見たよ。怖い顔してたから声かけそびれちゃった」とか「あの映画の男優さんの娘と同級生だよ」とか、「若いころアキにダンスに誘われたことがあるわ、断ったけど」(断ったのかー!)なんとなーく近い情報はあるのに、一度もこの目でお見かけしたことがありません。(フィンランドは人口が少ないからか、日本よりは有名人に近い気がします)

一度、友達が「過去のない男」のロケ場所である救世軍のチャリティショップで働いており、遊びに行ったことがあります。(残念ながら今は閉店)
丸い窓が特徴的なお店で、そこはちょうどレジになっていました。
CIMG26011.jpg

店内の様子
CIMG25988.jpg

そこはちょっと治安が良くない所にあったせいもあり、アル中ヤク中のリアル・カウリスマキ映画なお客さんがよく来たそうです。
「注射器の針売ってない?」と聞かれたこともあったとか。。

そんな中、アキの兄弟、ミカの映画の音楽を作曲だかなんだかしたという人がお店に来て、美人の友達に映画のプレミアのエスコートをお願いしたらしい。
残念ながらそのとき私はフィンランドにいなかったのだけど、「もしいたら友達も誘っていい?って聞いたのに!アキも来るみたいなこと言ってたから。」とあとから友達が言ってくれて悔しい思いをしました。(彼女は興味なかったので行かなかった)

ちなみに、アキの兄弟のミカの映画も数本見たことあるけど、そこに出ていた若いころのアキはしゅっとしてとてもかっこよかったです。

今アキは「港三部作」として港にまつわる3つの映画を製作中。
1つ目は昨年(だったかな)公開されたLe Herve。
次の映画が待ち遠しいです。

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  1. 2013/01/08(火) 21:15:59|
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