パラダイスの夕暮れ

フィンランドでの生活について記します。アンダーグラウンドシーン、ベジタリアン、ヴィーガン、アニマルライツ、映画、音楽、サブカルチャー、ファッションなどについて書いていく予定。

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毛皮養殖は環境にも悪影響

フィンランドの地方新聞Aamilehtiのインターネット上の自由投稿記事より。

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フィンランドでは毎年およそ4百万の毛皮動物が養殖されており、それらのほとんどがキツネとミンクである。動物は輸出利益と最終的には人間の虚栄心のために、狭く陰鬱な環境で生きている。
毛皮養殖は法で認められているが、産業活動として最も持続可能なのであろうか。国民法案についての法律は去年の11月に施行された。我々の国は歴史上で一番最初に、フィンランドでの毛皮養殖を廃止したいと思っている全ての合計7万人以上の人々の署名を得た(注:この記事が書かれた12月時点ではまだ住民登録センターによる最終的な確認がされていないため、実際の獲得署名数7万弱よりも多い署名数が書かれている)。

「人々は熱心になっています」、と動物保護団体Animaliaの代表者Kati Pulliは言う。
“田舎の将来”が実施したちょうど公表されたアンケートによると、もはやフィンランド人の4割しか現在のような毛皮養殖を支持していない。ヨーロッパのいくつかの国はもう毛皮養殖を全面的に廃止している。
なぜ毛皮養殖を廃止すべきなのか、代表者Pulliに聞いてみた。
「それは倫理的にも環境的にも持続可能ではないからです」
―つややかな毛皮は健康な動物の証ではないのですか?
「つややかでふさふさの毛皮は養殖と栄養を与えた結果です。動物はつややかな毛皮が生えてくるような餌を得ますが、それが動物の体全体の健康とは言えません。」
「それは動物が餓死しかけていない、ということしか証明しません。」
動物の福祉は多くの事柄から成る。野生や肉食動物には運動したり獲物を捕えたり、よじ登ったり隠れたり穴を掘ったりする必要など、様々なニーズを持っている。
床が網になっている狭い檻で動物は種にふさわしいニーズを叶えることができず、苦しむしかない。
苦しみは無関心、怯え、強迫行為などの症状として現れる。彼らは檻の壁からもう一方へと休みなく跳びはねたりなど、同じ動きを繰り返したりすることもある。
動物は音もなく苦しむ。彼らは豪華な襟巻を首に巻きたいという人間の自分勝手な必要性の下にある。

「倫理的以外にも、毛皮養殖は環境のためにも認めるべきではありません」とKati Pulliha言う。
「毛皮動物の糞尿は水に過剰な栄養をまき、餌の生産と輸送は、多くのエネルギーと石油を燃やすので、気候変化をもたらす二酸化炭素を排出します。」
その他にも毛皮の加工と染色にも強い化学薬品が必要だ。
なるほど消費者庁は1993年にフィンランドで毛皮が環境に優しいいう広告を出すことを禁止している。

では毛皮業界には良い雇用があるのだろうか。
毛皮業界を支持する者たちはよく業界の雇用を引き合いに出す。彼らによると毛皮養殖の直接的な雇用影響はフィンランドで4000以上の人と間接的な影響では10000人にも及ぶ。
「フィンランドの毛皮養殖場は今の時点で千以下であり、この数はずっと下降傾向にあります。」とKalli Pulliは言う。
「農業と食品生産業調査センターの調査によると、1つの養殖場は平均で0.7人を雇用しています。」
間接的な雇用影響はそれほど大きいものではない。ヘルシンキ大学の社会政治学助教授Timo Piirainenによると毛皮動物の餌の生産、輸送と皮の精製などの間接雇用数は500人以下である。雇用の影響はつまり全体で2000人以下である。
「業界で働く多くは退職年齢に近づいてきており、若者たちが来るわけでもありません。多くにとって業界はサイドビジネスなので毛皮養殖の廃止は雇用の点では問題ではないでしょう。もっとも、業界が移るときに業界から去る者たちへのサポート活動をしなければなりません。」

―もし毛皮養殖が廃止されたら、例えば中国などとの関係が悪化するのではないだろうか。
「毛皮生産業界はもう中国にあります。フィンランドでは繁殖用の動物を輸出と技術を中国に輸出し、そのようにして毛皮産業が促進されています」とPulli。
中国の飼育環境は我々と同じようなものだ。そしてフィンランドでも飼育放棄が見られる。
フィンランドの完全廃止は当然毛皮の生産と消費を世界的に減少させる。そしてもしEUで毛皮養殖が禁止されればファッション業界とファッションカルチャーへの明確なメッセージになるだろう。


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  1. 2013/01/12(土) 05:28:40|
  2. 毛皮の実態
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<バターナッツとりんごのピザ | ホーム | 毛皮養殖場のないフィンランド―国民法案が国会へ―住民登録センターが歴史的な国民法案を確認し受理>>

コメント

400万以上ってすごい数ですね・・・
EUは年々毛皮に厳しくなっているし、北欧のほうではもっと理解が進んでいるのかと思っていました。
でもほとんどが、中国への輸出なのかな・・・悲しい。
それにしても、おすすめ映画(アキ)の紹介ありがとうございます。
私もこの監督の作品みてみたいなあ。
私、小津安二郎が好きなんです。
すごく私の好きそうな雰囲気の映画に出会えてうれしいです^^
  1. 2013/01/26(土) 18:32:47 |
  2. URL |
  3. yuki #t5sp4JHM
  4. [ 編集 ]

フィンランドでは日本にようにポイントで毛皮がついているのではなく、頭のてっぺんから足元まで全身毛皮の人が多いので(しかもしっぽがぶらぶらしていたり、あからさまなのが多いのです・・だから不意打ちで目に入るとドキッとしてしまいます。本当に勘弁してほしいです。。)、そのぶん沢山の動物が犠牲に必要なのかもしれません・・。
yukiさんは小津安二郎が好きなんですか!趣味が合ってうれしいです^^アキカウリスマキは小津作品とまた違ったテーマを取り上げているんですが、共通するものがあると思いますよ。ぜひ見てみてくださいね。すごくおすすめです!!
  1. 2013/01/26(土) 20:07:10 |
  2. URL |
  3. Siili #-
  4. [ 編集 ]

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