パラダイスの夕暮れ

フィンランドでの生活について記します。アンダーグラウンドシーン、ベジタリアン、ヴィーガン、アニマルライツ、映画、音楽、サブカルチャー、ファッションなどについて書いていく予定。

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毛皮にされる動物の一生

フィンランドでの毛皮養殖はこの100年間のうちに始められた。キツネは1916年から、ホッキョクギツネは1924年から、ミンクは1930年から、アライグマは1970年代から養殖されてきた。1990年代までは野生から直接毛皮の為に捕られる動物たちもいた。

養殖場の数はフィンランドで著しく減ってきている。1980年代には養殖場はほぼ6000戸あったが、今の時点では1000以下である。養殖場主の多くが定年に近づいており、後継者が少ないため、養殖場の数は以前よりも減ることが予想されている。養殖場業界の雇用影響は反対の意を示している。業界に比例した支持の少なさにも関わらず、フィンランドは世界で最大のキツネ毛皮と著しいミンク毛皮の供給国であり、それはまさに毎年3百万の動物が死んでいくことを意味する。

2005年に毛皮業界は毛皮の認可資格を始めた。それはフィンランド毛皮動物組合(STKL)によると動物の健康を補償するという。認定資格において、養殖場での仕事の記録付け、動物の餌やり、繁殖、環境についてと飼育場の衛生について等に注意が払われている。動物の福祉の観点から認定資格は動物保護の最低要求を満たすことのみを要求している。

動物に権利を!団体は国内の10%以上である100以上のフィンランドの毛皮養殖場の写真とビデオを公開した。全ての写真やビデオはtarhauskielto.fi.で見ることができる。目の炎症、歯ぐきの症状や傷は養殖場において日常茶飯事である。その他に撮影者は足または尻尾のない動物や障害の他に見られるステレオタイプ的行動と無反応を発見した。ここで明らかになったように、認定資格と動物保護法規則にも関わらず、養殖場は持続不可能であり、動物の種に合ったそれぞれの動物のニーズの保障と経済的利益の到達は1つに合致しない。
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狭く動物の関心を刺激するものがない飼育スペース

養殖場の動物は通常影の施設と呼ばれる所で飼育されている。キツネとアライグマは2011年から一匹につき0,8平方メートル、ミンクは0,25平方メートルの檻で飼育されなければならない。動物たちは床まで網で覆われているほとんど或いは完全に刺激になるようなものが何もない檻の中で一生を過ごす。ミンクの檻には寝床があるが、キツネとアライグマの場合は通常子供がいるメスにしか寝床が与えられていない。
自然界ではキツネの生息範囲は数キロメートルであり、たとえ食料が簡単に手に入る場合にあっても彼らはよく動きまわっている。ミンクの縄張りは自然界において岸沿いに数キロメートルにも及ぶが、養殖場の檻では水は自動水飲み機から出てくるのみである。つまり檻のスペースは種に相応しい生息スペースの百万分の一ですらあリ得る。同時に通常動物たちにとって狭すぎるとされている動物園ですら例えばキツネに要求されるスペースは2家族につき1000平方メートルである。

養殖場の動物は種に不相応な環境にいることによってたびたび情緒不安定に陥る。そこでは一つの動作を反復する動き、例えば檻の壁に向かって休みなしに飛び続けるなどのステレオタイプ的行動障害が現れる。動物は自分あるいは互いを噛みだしたり、檻の仲間を食べたりすらしてしまう。自分の子供殺しは自然環境よりも多く見られる。養殖場主が隅にいる怯えた動物を見せようと檻を開けるとき、彼らはよく動物が檻から出ようとしないのは、彼らが檻を自分の家と認識しているからだ、と説明する。しかしながらこの怯えはまた継続的に檻で生かされていることによって生じるとも言える。

Tutkimus turkistarhoilta 2011 from Oikeutta eläimille on Vimeo.




養殖場での生と死

春に生まれた子供は毛皮が密集してくる冬におよそ生後半年で殺される。繁殖に使われる動物は後の為に取っておかれ、3~4歳まで生かされる。通常キツネとアライグマは電気で、ミンクは一酸化炭素で殺される。電気で殺す際には電極を口と肛門に繋ぎ、動物の体に電流を突き抜けさせる。一酸化炭素で殺す際にはガスを流す箱へと動物を落としていく。

殺された後の動物は皮を剥がれ、最終的にその皮はコート―というより実際はコートのうちのほとんど小さな部分―になる。1着の毛皮のコートに数十匹の動物の皮が必要だ。総毛皮の需要が減り、最近では上着の装飾目的での使用が今までよりも多くなってきている。毛皮で出来た装飾は毛皮産業で余った部分ではなく、装飾部の生産は毛皮産業の中心的な部分である。

養殖されている動物は繁殖されたにも関わらず本能と野生の祖先のような運動―狩り、ミンクは泳ぐこと、キツネは地面を掘ること、縄張りを守ること、つがいを見つけること、子供を育てること、種が持つ社会的関係の維持など―のニーズがある。養殖場の環境下において、動物は種に相応しい自然界における行動パターンを実現できず、毛皮動物が飼いならされることは僅かである。これはヨーロッパ連動の2001年の科学福祉委員会の報告書でも証明されている。

環境に良くない毛皮

その上で毛皮養殖は人間の欲求と動物へ与える不必要な苦しみに付随して環境面でも問題がある。毛皮動物の糞と尿が檻の下へと流れると栄養過剰で酸性でリン、窒素、アンモニアの化合物が環境へ垂れ流される。それにより水質破壊や森林侵害などが起こる。

消費者庁は1993年に毛皮業界は商品を環境に優しいものとして売ることの禁止を決定した。調査によると原油と総エネルギー両方の比較において養殖場で飼育されたリアルファー生産は、フェイクファーの生産よりも環境への負担が数倍大きく生じると指摘された。毛皮を加工する際に強力な化学薬品が使われ、毛皮養殖においても比較的多くの化石燃料が消費される。

TV番組「Ekoisti」で紹介された計算によると、キツネ養殖は少なくともミンク養殖より18倍の、フェイクファーより47倍のエネルギーを消費する。計算は原油の量に還元された家畜の飼料に必要なエネルギー量に基づいている。この他に飼料の輸送、養殖場でのトラクターの運用とその他の必要な作業が上乗せされる。他の計算もされたが、結果は僅かの違いが生じただけだった。いずれにしても結果はいつもフェイクファーに有利だった。



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  1. 2013/02/16(土) 03:55:03|
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